ミッドライフクライシスで仕事に意味を見出せなくなったのはなぜ?仕事中心だった価値観が揺らいだ話

01_揺らぎ

ミッドライフクライシスのような不調を経験してから、
仕事に意味を見出せなくなったような感覚がある。

以前は違った。

成果を出す。
評価される。
責任を果たす。

そうやって前に進んでいくことに意味を感じていた。

仕事で評価されると嬉しかったし、
任される仕事が増えることも成長だと思っていた。

だから長い間、
仕事が人生の中心にあった。

もちろん、
休みや遊びも大切だった。

でも振り返ると、

自分の価値を決めていたのは、
仕事だったと思う。

仕事がうまくいっている時は気分がいい。
仕事で評価されると自信が持てる。

逆に、
仕事でつまずくと、
自分そのものに価値がなくなったような気がした。

当時はそれが普通だと思っていた。

むしろ責任感が強い人間とは、
そういうものだと思っていた。

でも一度立ち止まってから、
少し違和感を覚えるようになった。

以前ほど仕事にのめり込めない。
責任を負うことにも慎重になる。

昔のように働こうとすると、
苦しくなる。

すると自然に、
仕事との距離ができる。

最初はそれを悪いことだと思っていた。

当事者意識が足りない。
熱意がなくなった。
成長意欲が落ちた。

そんなふうに考えていた。

実際、

「40代になって仕事への情熱がなくなった」

「働く意味がわからなくなった」

と感じる人も少なくないと思う。

私も最初は、
同じように考えていた。

でも最近は、
別の見方もできるのではないかと思っている。

以前の自分は、
仕事に多くを背負わせすぎていたのかもしれない。

仕事で成果を出す。
仕事で認められる。
仕事で価値を証明する。
仕事で人生を充実させる。

気づかないうちに、

仕事が人生の中心を超えて、
人生そのものになっていた。

だから仕事でつまずくと、
人生ごと揺れてしまった。

また、
ミッドライフクライシスを経験すると、
人生の残り時間について考えることも増える。

このままでいいのか。
本当にやりたいことは何なのか。
これからどんな人生を送りたいのか。

そんな問いが増えてくる。

すると、
仕事だけで人生を説明することが難しくなってくる。

今は少しずつ考え方が変わってきた。

仕事は大切だ。
生活を支えてくれる。
社会との接点でもある。
やりがいも感じられる。

でも、
仕事だけで人生のすべてを満たそうとしなくてもいい。

家族との時間。
趣味。
健康。
何気ない休日。

そういうものにも価値がある。

はたから見ると、
当たり前の話かもしれない。

でも以前の自分は、
頭では理解していても、
心では仕事がすべてだった。

仕事が自分の証明であり、
存在価値だった。

だから今感じている違和感は、
働く意味を失ったわけではなく、
仕事の位置づけを見直している途中なのかもしれない。

これまで正しいと思っていた価値観を立て直そうとすると、

不安になる。
自信も揺らぐ。
何を大切にすればいいかわからなくなる。

でも最近は、

それを後退ではなく、
前向きな変化だと思うようにしている。

昔の自分に戻ろうとするのではなく、
今の自分に合った人生のバランスを探していく。

ミッドライフクライシスで仕事に意味を見出せなくなったと思っていた。

でも実際には、
仕事の意味を失ったのではなく、
仕事だけでは人生を支えきれなくなったことに気づいただけなのかもしれない。

最近はそんなことを考えている。


仕事を辞めたいわけではないのに、なぜか仕事から自由になりたいと感じていた頃のことは、別の記事で書いている。

また、感情に振り回されず、自分の状態を整えることで楽になった話は、別の記事で触れている。