ミッドライフクライシスっぽい不調を感じていた頃、
一日の始まりが怖かった。
朝起きた瞬間から、
仕事のことを思い出してしまう。
目が覚めた瞬間、
「また今日が始まるのか」と思う。
その感覚だけで、
心が重くなった。
一晩寝ても、
問題は何も解決していない。
また終わりの見えない不安の続きを、
進んでいくような感覚だった。
朝からもう疲れている。
そんな日が増えていった。
もちろん、
ちゃんと眠れていないことも大きかったと思う。
でも、
ただ寝不足だったわけではない。
起きた瞬間から、
頭の中で思考が始まる。
仕事のこと。
まだ起きてもいない想像の不安。
まだ布団の中なのに、
頭だけが先に働き始めている。
休めていない感覚。
それが一番しんどかった。
じゃあ仕事が始まれば楽になるのかというと、
そうでもなかった。
始業時間が近づいても、
パソコンを開く手が重い。
メッセンジャーを開くのが怖い。
誰から何件連絡が来ているんだろう。
問題は起きていないだろうか。
そんなことを考えながら、
薄目で確認していたことを覚えている。
休みの日も休みの日で、
落ち着かなかった。
「ちゃんと休まなきゃ」
そんな謎のプレッシャーまで出てくる。
休みなのに、
休めていない。
そして、
時間だけがどんどん減っていく。
もう夕方だ。
あと一日しかない。
そんなふうに、
休みの終わりばかり考えていた。
八方ふさがりだった。
何をしてもうまくいかない。
どこにも逃げ場がない。
心だけが、
ずっと削られている感覚だった。
でも、
そんな日々の中でも、
ふと気持ちが軽くなる瞬間があった。
奥さんとの何気ない会話。
猫の仕草。
本当に、
小さなことだった。
でも、
そういう小さい瞬間を少しずつ集めながら、
なんとか立っていた気がする。
仕事のことばかり囚われ、
頭が休まらなくなっていた頃のことは、
別の記事でも書いている。
また、
気持ちに余裕がなかった時期に、
猫たちの違いを見て少し肩の力が抜けたことについては、
別の記事でも触れている。

