猫を見ていると、
気持ちの切り替えがやけに早いと感じる。
あれほど夢中になって遊んでいたのに、
急に興味を失う。
撫でてほしくてすり寄ってきたのに、
気づくとどこかへ行っている。
先住猫と新入りで、
さっきまで激しめのケンカをしていたのに、
気づけば近くでくつろいでいる。
先住の方が体も大きく力も強いので、
新入りはだいたい最後にやられている。
それでも、
気にした様子もなく、また近くで寝転がっている。
猫は、あまり引きずらないのかもしれない。
それに比べて自分は、
返信が遅いだけで大丈夫だったかなと気になるし、
ちょっとした口げんかも、しばらく引きずる。
まだ起こっていないことに不安になるのは、
もう得意技みたいなものだ。
猫の切り替えの速さを、
少し見習いたい。
これはこれ。
それはそれ。
うまく切り替えて、
落ち着いた状態で長くいられたらいい。
そういえば一点だけ、
ご飯に対する執念だけはすさまじい。
こればっかりは、
食べられるまで切り替わらない。
この執念も、
見方によっては少しかっこいい。
絶対に譲れないものには一直線で、
それ以外はあまり引きずらない。
もし人間だったら、
すごく優秀な人なんじゃないかと思う。
