昔の成功体験が、自分を追い込んでいた

01_揺らぎ

最近、
仕事がうまくいかないとき、
強いストレスを感じることがある。

ちょっとした壁に直面すると、
すぐに投げ出したくなる。

そして、
そんな自分にひどい苛立ちを覚える。

以前は、
こんなに感情の起伏は激しくなかった。

なぜこんなに情緒が不安定になったのか、
考えて一つの結論にたどり着いた。

それは、
自分の中の「仕事の美徳」が、
セルフパワハラをしてくるから、だった。

これまでの自分は、
責任が増えても引き受ける。

多少手一杯でも、
少々無理をしてでも乗り越えてきた。

実際、その働き方で評価もされた。
信頼も得られた。

だから、
その働き方が正しいと思っていた。

自分にとっての、
「強み」であり「成功体験」だった。

そうやって働かない人たちを、
見下していた節もある。

ただ、
一度立ち止まった今になって思う。

あの働き方は、
長く続けられるものじゃない。

以前は、

仕事がうまくいく

自分に価値がある

人生もうまくいっている

そんな感覚で生きていた。

逆に言えば、

仕事でつまずく

自分が駄目になる

人生そのものが駄目になる

とも繋がっていた。

だから仕事の不調が、
必要以上に苦しかったのだと思う。

今は少し考え方が変わった。

仕事は大切だ。
責任感も大切だ。

でも、
仕事=自分、ではない。
仕事=人生、でもない。

頭ではわかっている。

それでも時々、

昔の価値観を持った自分が顔を出す。

もっとやれ。
まだ足りない。
期待に応えろ。

そんな声が聞こえてくる。

厄介なのは、
その声が「悪い」と割り切れないことだ。

その声のおかげで、
ここまで来られた部分もあるからだ。

だから、
簡単に消すことはできない。

今更「消えろ」と言うのも、
違う気がする。

ただ、少し距離を取りたいと思う。

昔は常に全力で走ることが正解だった。

でも今は、
必要なときに力を出して、
終わったらきちんと休む。

そんな働き方を覚えたいと思っている。

高出力を維持する人ではなく、
壊れずに長く走れる人になりたい。

最近はそんなことを考えている。