食べたいものはないのに、食べたくないものはある|判断疲れを感じた夜

01_揺らぎ

夜ご飯が決められない日がある。

お腹は空いているのに、
食べたいものが思い浮かばない。

こんなとき、小さなストレスで心に不快なもやがかかる。

食べたくないものはある。

食べたいものは思い浮かばない。

じゃあ、食べたくないもの以外なら何でもいいかと言われると、そうではない。

そんな日は、奥さんに「何か食べたいものある?」と聞いてみることもある。

でも、提案してもらったものを「それにしよう」と言わないことは、自分でもなんとなくわかっている。

なんて面倒くさい人間なのだろうと思う。

そんなに料理好きではないのに、家に料理本がたくさんある理由も、こういうことが影響しているのかもしれない。

空腹は最高のスパイスだと聞く。

お腹が空けば何でも美味しく食べられるはずなのに、私の場合、お腹が空けば空くほど、「今、本当に食べたいもの」を食べたくなる。

なんて贅沢なんだろうと思う。
何でも美味しく食べられる人を尊敬する。

最近になって、これは食べ物だけの話ではない気がしてきた。

仕事では、一日の中でたくさんの判断をしている。

細かなことまで含めれば、気づかないうちに何度も「決める」ということを繰り返している。

判断や決断には、思っている以上にエネルギーがいる。

そのエネルギーを一日かけて使い切ってしまうから、
夜ご飯を考える頃には、もう決める力が残っていないのかもしれない。

だから、夜ご飯を決めるという、

たったそれだけのことが、苦痛に感じる日がある。

仕事でも、自分で決めればいいことなのに、誰かの意見を聞こうとしてしまうことがある。
これって人に聞くことだろうか、と考えて、結局よくわからなくなる。

食べたいものがわからないのではなく、
決める力が疲れているだけなのだ、と考えると少し救われる。

そう思うと、夜ご飯を決められない自分を、責めなくてもいい気がした。

夜ご飯だけではない。

「決められない」と感じた日には、
決断力がない自分を責める必要はなく、
「今日は判断力を使い切った、また明日!」と、
心の中でつぶやくようにしようと思う。


夜ご飯については、今でも迷う日はあるけれど、以前より少し楽になった理由がある。

その小さな工夫については、こちらの記事に書いています。