夜ご飯が決められない日がある。
お腹は空いているのに、
食べたいものが思い浮かばない。
こんなとき、小さなストレスで心に不快なもやがかかる。
食べたくないものはある。
食べたいものは思い浮かばない。
じゃあ、食べたくないもの以外なら何でもいいかと言われると、そうではない。
そんな日は、奥さんに「何か食べたいものある?」と聞いてみることもある。
でも、提案してもらったものを「それにしよう」と言わないことは、自分でもなんとなくわかっている。
なんて面倒くさい人間なのだろうと思う。
そんなに料理好きではないのに、家に料理本がたくさんある理由も、こういうことが影響しているのかもしれない。
空腹は最高のスパイスだと聞く。
お腹が空けば何でも美味しく食べられるはずなのに、私の場合、お腹が空けば空くほど、「今、本当に食べたいもの」を食べたくなる。
なんて贅沢なんだろうと思う。
何でも美味しく食べられる人を尊敬する。
最近になって、これは食べ物だけの話ではない気がしてきた。
仕事では、一日の中でたくさんの判断をしている。
細かなことまで含めれば、気づかないうちに何度も「決める」ということを繰り返している。
判断や決断には、思っている以上にエネルギーがいる。
そのエネルギーを一日かけて使い切ってしまうから、
夜ご飯を考える頃には、もう決める力が残っていないのかもしれない。
だから、夜ご飯を決めるという、
たったそれだけのことが、苦痛に感じる日がある。
仕事でも、自分で決めればいいことなのに、誰かの意見を聞こうとしてしまうことがある。
これって人に聞くことだろうか、と考えて、結局よくわからなくなる。
食べたいものがわからないのではなく、
決める力が疲れているだけなのだ、と考えると少し救われる。
そう思うと、夜ご飯を決められない自分を、責めなくてもいい気がした。
夜ご飯だけではない。
「決められない」と感じた日には、
決断力がない自分を責める必要はなく、
「今日は判断力を使い切った、また明日!」と、
心の中でつぶやくようにしようと思う。
夜ご飯については、今でも迷う日はあるけれど、以前より少し楽になった理由がある。
その小さな工夫については、こちらの記事に書いています。

