うちの先住猫は、
毎晩やることが決まっている。
しかも、
そのルーティンをこちらにも守らせようとしてくるので面白い。
まずはご飯だ。
うちは朝と夜の二回にしている。
猫によっては、
ご飯を出しっぱなしにして少しずつ食べる子もいるらしい。
でも、うちの2匹は一気に食べるタイプなので、
朝晩の2回に落ち着いている。
ご飯の時間が近づくと、
先住猫が鳴きながらキッチンへ向かう。
そして数歩進んでは振り返り、
こちらを確認する。
ちゃんと来ているか監督しているのだ。
あの、
「こっちですけど?」
という顔が少し鼻につく。
無事にご飯を食べ終わると、
次の工程に移る。
今度は足や腕に体を擦りつけてくる。
撫でろ、の時間だ。
特に自分への要求が多い。
マッサージ師として指名されている感覚だ。
ひとしきり撫でると、
次は床に降りて、真正面からまっすぐ、
こちらを見つめてくる。
これは、遊べのサインだ。
こちらがルーティンを崩すことは許されない。
少し反応が遅れると、
「次の工程に進みますけど?」
と言いたげな顔で見てくる。
最近のお気に入りは、
シャカぶんとスーパーボールだ。
ただし、
スーパーボールを投げても持ってきてはくれない。
人間のいい運動にもなっている。
そして、
テレビを見ながらの片手間な遊びも許されない。
気が散っていることがバレると、
急に遊んでもらえなくなる。
誘われたのはこちらなのに、
評価される立場なのもこちらだ。
満足すると、
お気に入りの場所に落ち着いて、ぐっすり。
最近のお気に入りはソファの上だ。
その結果、
人間のどちらかが床に座ることになる。
特に不満はない。
いや、
少しはある。
でも猫が気持ち良さそうなので仕方がない。
新入り猫は比較的自由だが、
先住猫は毎晩ほぼ同じ流れで過ごしている。
ご飯。
撫でる。
遊ぶ。
寝る。
まるで毎日の業務をきっちりこなしているようだ。
朝はなかなか相手をしてあげられない。
だから夜くらいは、
このルーティンに付き合おうと思っている。
本人はそんなこと、
まったく考えていないだろうけど。

