猫の画像と動画ばかりが増えている

03_猫との暮らし

スマホの写真フォルダを見返すと、
猫のものばかりだと気づく。

しかも、
ほとんど同じような写真だ。

寝ている。
ヘソ天している。
箱に隠れている。
またヘソ天している。

少し前の写真と比べても、
何が違うのかよくわからないものも多い。

猫の写真を撮る時は、
つい連写してしまう。

あとで見返して、
一番良いものだけ残そうと思うけど、
実際には、なかなか削除できないでいる。

少しずつ違う表情を見ていると、
全部残したくなるからだ。

動画も同じだ。

見返すと、
数分間ほとんど何も起きていないものもある。

猫が寝ているだけ。
窓の外を見ているだけ。
毛づくろいしているだけ。

撮った時は何か意味があったはずなのに、
後から見るとよくわからない。

それでも消せない。

毎日一緒に暮らしていて、
いつでも見られる。

それなのに、
なぜこんなに写真や動画を撮ってしまうのだろう。

少し考えてみた。

たぶん、
猫そのものを記録したいわけではない。

その時の時間を残したいのだと思う。

写真を見返していると、
この頃は新入りが来たばかりだったな、とか。
この時は旅行に行く前の準備の日だったな、とか。

そんなことを思い出す。

猫を見ているようで、
その頃の暮らしを思い出している。

だから削除できないのかもしれない。

他人から見たら、
全部同じ写真に見えると思う。

実際、
自分でも似たような写真ばかりだと思う。

でも、
猫とその周りの風景を見ると、少し違う。

その時の表情も。
季節も。
距離感も。

少しずつ変わっている。

だから撮ってしまう。

そして、
また写真フォルダが猫だらけになる。

たぶんこれからも増え続けるのだろう。

そう考えると、
容量不足で困っていることも、
少しだけ仕方ない気がしてくる。