「自分の機嫌を取る」の意味が少しわかった気がする

02_小さな回復

「自分の機嫌は自分で取ろう」
そんな言葉を聞くことがある。

好きなものを買う。
美味しいものを食べる。

落ち込んでいる自分にご褒美をあげる、
そういうことを指しているのだと思っていた。

正直、
あまりピンと来ていなかった。

ただ最近、
少し違う意味なのかもしれないと思うようになった。

振り返ると、
自分は他人への興味が薄い方だ。

良くも悪くも、
他の人は視界には入っているけど焦点が合わない感じだ。

そして最近気づいた。

どうやら自分自身にも、
興味を持っていなかったようだ。

疲れている。
イライラしている。
不安になっている。
焦っている。

そういう状態になっていても、
ただ単に、放置していた。

感情には気づいている。

でも、
その感情をどう扱うかは、
考えもしていなかった。

だから、
気分が乗らないからやらない。
不安だから避ける。
イライラするから悪態をつく。

そんなふうに、
感情のままに行動することが多かった気がする。

ただ最近は、
感情は自分の状態を教えてくれる大切な合図だけど、
そのあとの自分の行動を決める決定権を持たせちゃいけない、
そう考えるようになった。

感情のまま動いても、
機嫌がよくなることなんてないからだ。

「今日は不安なんだな」
「少し疲れているんだな」
「機嫌が悪いんだな」

まずはそうやって気づく。

そして、
じゃあどうしようか。
と考える。

コーヒーを飲む。
少し散歩する。
早めに寝る。
仕事のペースを落とす。
誰かに話す。

方法は何でもいい。

大事なのは、
感情に振り回されることではなく、
感情を手がかりにすることなのかもしれない。

最近はこのように、
「自分の機嫌を取る」という言葉の意味が少し変わった。

以前は、
自分を甘やかすことだと思っていた。

でも今は、
今の自分がどんな状態なのかを把握して、
良い状態に戻す行動を起こすこと。

そんな意味に近い気がしている。

感情を否定するのでもない。
感情に支配されるのでもない。

感情と協力しながら進んでいく。

まだ上手くできているわけではない。

それでも、
自分自身の扱い方のヒントを掴んだ気はしている。

最近はそんなことを考えている。